ZoomとSkypeの違いって何??

ZoomとSkypeの違いって何なんでしょうか?
確かに、Zoomを「Webを使った、遠隔地にいる相手の顔を見ながら会話する」というものと考えれば、Skypeでも同じことができます。
「ZoomもSkypeネットで話ができるって考えたら同じだよねー。」
そう考える人がいても不思議ではないでしょう。実際、どちらにも通話機能やチャット機能、データ共有機能があります。
しかし、なぜZoomがセミナーやコンサルティングに有効なツールなのでしょうか?本記事ではその疑問を解決します。
Contents
ZoomとSkypeの違いはどこにあるのか
以下の表は、ZoomとSkypeで利用する際の違いを比較したものになります。
違いは大きく7点。これらの違いについて、以下で説明していきます。
アカウント作成の違い
利用者の立場で考えると、参加のハードルが低いのがZoomの大きなポイントです。Skypeはアカウント作成と連絡先の交換等、準備してもらう項目が多いのに対し、ZoomはURLを送付するだけです。
参加者に面倒を感じさせてしまうと集客の減少に繋がってしまいますし、負の連鎖になりかねません。参加者の負担が少ないという点は、Zoomの利点です。ビジネスにおいて重要なポイントですね。
インストール等の事前準備
ZoomもSkypeも、使うにはソフトをインストールする必要があります。Skypeの場合、自分でインストールしてからアカウント作成もする必要があります。
一方、Zoomは主催者からのURLにアクセスするだけでインストールができ、アカウント作成の必要もありません。こちらも参加者側の負担が少なく有利ですね。
通話する際の手順
Skypeの場合、相手の連絡先を知る必要があるので、事前のやり取りがいくらか必要になります。しかも、検索しても相手のアカウントが出てこなかったり、逆に相手が自分のアカウントを見つけられなかったり・・・。
私も以前、通話しようとする相手のアカウントを探すのに1時間かかったことがあります・・・。
ここがSkypeを使ってる中で最も苦労した点です。
一方、Zoomは自分のアカウントさえあれば通話可能です。通話したい相手に自分のトークルームのURLを送付すれば、あとは相手がアクセスしてくれるのを待つだけです。
使用に要するデータ容量
セミナーやコンサルティングは、安定した接続や画面の共有が重要です。Zoomでの通話にかかるデータ量は、Skypeと比べて最大で10分の1程度と、回線への負担が圧倒的に少なくなっています。
一度に使えるデータ量のことを考えると、スマホやタブレットなどの回線であってもZoomが安定しているのは納得です。
一度に通話できる人数
Skypeの場合、一度に通話できる人数は25人なのに対し、Zoomは無料アカウント(Basic)でも最大100人まで同時通話が可能です。大人数での同時通話に対応しているのは嬉しいですね。
一度にたくさんの人とネット上で通話する場合、特に人気セミナー講師ともなれば25人は少し物足りないと感じる人もいるでしょう。その点Zoomは対応できる人数が多く、また大人数セミナー向けの専用機能も充実していますので、より大人数通話向きと言えそうです。
画面共有
SkypeもZoomも、画面を共有する機能があります。使用者全員がパソコンでの参加であれば問題ないのですが、ここにスマホやタブレット端末使用者が含まれると話は別になります。
Skypeでは画面の共有はパソコン使用者のみに有効となっており、スマホやタブレット端末では画面の共有ができません。
しかし、Zoomはどの機器を使用しても画面の共有に対応しています。若い世代にはパソコンを持たず、スマホやタブレット端末だけでネットを使用している人もいる中、この機能はZoomの強みです。
通話の録音
Skypeの場合、通話を録音するには他の録音ソフトを用意することが必要です。Skype自体には録音機能が付いていないんです。
一方、Zoomには録音機能が付いており、ボタンひとつで通話の録音が可能です。同時に録画もできる優れモノです。会議やセミナーは録音したい方もいらっしゃるので、そういった方にはありがたい機能ではないでしょうか?
SkypeとZoomには、なぜこのような違いがあるのか??
SkypeとZoomにこのような違いがある理由は、それぞれの作成コンセプトの違いにあります。
Skypeの場合、コンセプトにあるのはテレビ電話です。ネット上での通話とは言え、基本的には電話をコンセプトにした機能が見受けられます。
アカウントを電話番号と考えると、それを知らないと連絡できないのも納得です。
Zoomは会議やセミナーを想定した作りになっているので、相手の連絡先を知っているという必要はありません。
URLを送るという行為が会議の参加案内であったり、セミナーの参加証であったりというイメージで見ることができるかと思います。
ZoomとSkypeの違いまとめ
このように、SkypeとZoomはそのコンセプトの違いから、同じような機能を持っていても使いやすさや利便性に違いがあります。
だからと言って、Skypeが全くダメなものというわけではありません。ですが、会議やセミナーをするのであればZoomの利便性は先ほど紹介した通りです。
これまでSkypeを使っていた方は、この機会にZoomを使ってみませんか?今より質の高い会議やセミナーを実現させられることでしょう!